-
堀田善衞の文学世界
¥2,200
文明評論家の視点をもつ堀田善衞、そのユニークな文学世界を概観。 人類が築き上げてきた叡智もそこのけにして、いつでも戦争という愚行にはしる人間を描く堀田文学には、類まれな世界的視野と未来への志向がある。 著 者:笠森勇 定 価:¥2000 発行日:2019.09.30 ISBN:978-4-86627-069-2 判 型:A5 頁 数:256 頁
-
越中怪談紀行
¥1,980
例えば、浮世の味気なきを感じた遊女が身を沈めた「池」が放生津沖の「海」中に今もあるという。 奇怪な仕掛けを持ち、庶民のうっ積した情念をみる怪談を集め、百年前の1914(大正3)年に連載された48話を現地探訪するカラー版。 著 者:桂書房 定 価:¥1800 発行日:2015.9.3 ISBN:978-4-905345-90-9 判 型:A5判 頁 数:156 頁
-
詩が光を生むのだ 高島高詩集全集
¥4,400
昭和8年(1933)16歳の若さで萩原朔太郎・北川冬彦らの審査する詩コンクールで一等当選、彗星のように現れた詩人「高島高」。彼が編んだ『北方の詩』『山脈地帯』『北の貌』『続北方の詩』の四冊を復刻刊行、別冊で解説を付し限定販売。 著 者:高島 高 定 価:¥4000 発行日:2013.10 ISBN:978-4-905345-48-0
-
日本の心
¥2,200
~アメリカ青年が見た明治の日本~ 20世紀初頭のアメリカで、小泉八雲の『神國日本』とともに人気を博した日本見聞録。110年を経て初翻訳。お雇い教師として英語を教えた青年が見た明治の日本とは。故高成玲子氏(富山国際大学教授)の原訳を、富山八雲会が受け継ぎ4年の歳月をかけて編集。 著 者:高成 玲子/原訳 富山八雲会/編集 定 価:¥2000 発行日:2013.06 ISBN:978-4-905345-41-1 判 型:A5判上製 頁 数:360 頁
-
二人の炭焼・二人の紙漉
¥2,000
【第21回地方出版文化奨励賞】 昭和21年、 富山を振り出しに長野県栄村・群馬県東村と夫婦で遍歴、 30年で元山に戻る伝統の炭焼、 奥の深い技を披露する。 故郷のビルダン紙を再興した妻が難病に倒れるとその紙漉を受け継ぐ、 深く切ない夫婦の物語。 付・山口汎一「越中蛭谷紙」 著 者:米丘寅吉 定 価:¥2000 発行日:2007.2 ISBN:978-4-903351-26-1 判 型:A5判 頁 数:255 頁
-
棟方志功・越中ものがたり
¥2,200
「私は富山では大きないただきものをしました。それは南無阿弥陀仏」(自伝)。福光町疎開の6年を超えて、棟方の模索と探求にかかわった中田町の真宗僧侶の懐古記。大作制作依頼から五箇山での「榮当」物語まで12編。 著 者:飛鳥 寛栗 定 価:¥2000 発行日:2013.3 ISBN:978-4-905345-38-1 判 型:A5変形版 頁 数:223 頁
-
加賀藩を考える
¥2,200
―藩主・海運・金沢町― マスコミの描く加賀藩の歴史像、たとえば藩が能を奨励したため金沢では能楽が盛ん、と説明されることがあるが、藩が直接町人に能を奨励している史料は確認できず、無条件に奨励されていたわけではない。本書では藩主、海運、金沢町という観点から加賀藩像の実像に迫る。 著 者:長山 直治 定 価:¥2000 発行日:2013.09 ISBN:978-4-905345-46-6 判 型:A5判 頁 数:304 頁
-
富山地学紀行
¥2,420
東の立山から南の飛騨、西の能登へ延びる山稜、これら三方は古い岩石で形成、北の海岸に向かうほど新しくなる富山県。その大地の重要な履歴を教えてくれる地学スポット50ヵ所をカラーで紹介。藤井昭二富大名誉教授を囲む12名の執筆。 著 者:藤囲会 定 価:¥2200 発行日:2012.3 ISBN:978-4-905345-23-7 判 型:A5判 頁 数:240 頁
-
藤江民作品集
¥3,300
藤江民は、話しかけようとする姿勢が絵に必要だと考える、その必然性を持っている。絵を能動的で自立したものにしたいという意思が、彼女の制作を支えている。ひょろりと愛らしい《立て絵》が、その切実さを背負い、伝えにやってくる。 自らの身体の描く動きそのものの可視化として、筆と顔料と画面の接面に瞬間的に生まれる筆触を個々に生け捕りにしようとする。それはとても具体的な、個別的な行為と言ってよく、藤江の重要な独自性の在り処がここにありそうだ。 筆触の転写によるモノタイプ大画面を、藤江民の代表作として、まず挙げていいと思う。70年代末から1980年代を通して作成された大作群は、1990年代に和紙を使うようになって一層豊穣さを得ていく。 藤江民が作品タイトルを使って《使う絵》を唱え始めたのは、《立て絵》より以前、1990年代後半頃のことになる。この言葉も、藤江の仕事にふさわしかった。大判の和紙をつないで描きあげた大作絵画を巻いて運び、街中で広げて吊り下げたり、竹林に立たせて設置したりしたのは、壁面で待っているのでなく、見る人との出会いを求め自ら出かけていく絵の試みだった。 光田由里(美術評論家) 藤江はかつて富山県立近代美術館問題の渦中にあって、それを大浦個人の問題ではなく、自分自身の問題として引き受け、支援し、その一翼を担い、今なおその不屈の精神を保ち続けているのである。 同じ展覧会の出品者として、長らくこの問題に深く関与し、自分自身の問題として真摯に取り組んできた。藤江を理解するうえで、「ʼ86富山の美術」を巡る一連の出来事は避けて通れないのである。 島 敦彦(金沢21世紀美術館館長) 「自分の内面を表現する」ということではなく「見たことのない絵を『発現』させたい」という言い方のほうを選びたい。 藤江 民 著 者:藤江 民 定 価:¥3000 発行日:2020.04.10 ISBN:978-4-86627-082-1 判 型:A4 頁 数:143 頁
-
散居村の記憶
¥2,640
砺波平野の散居村は、広さ220平方km。散居民家数約8000戸。 その景観が近年の構造変化でどんどん変わり、更には空き家も多くなっています。 この本は 「散居村を形作ってきた農村風景、その周りを取り巻いている里山、散居村の中で形成されてきた町等の変遷を、その環境とそこに息づいていた人々の姿を活写し書き留めておく必要がある」(本文より) という熱い思いから、80名余りの執筆者が集い企画発刊されたものです。 著 者:NPO法人 土蔵の会 定 価:¥2400 発行日:2015.7 .7 ISBN:978-4-905345-85-5 判 型:B5変形 頁 数:348 頁
-
明智光秀の近世
¥880
明智光秀は、江戸時代、どのような武将と思われていたのか。光秀を詠んじた狂句(川柳)を編集し、その解説をほどこすことによって、近世の「明智光秀像」を明らかにした本書は、日本文化における人物像の形成の仕方を知るに必見。 著 者:綿抜豊昭 定 価:¥800 発行日:2019.09.30 ISBN:978-4-86627-071-5 判 型:新書判 頁 数:173 頁
-
おわらの記憶
¥3,080
富山市八尾町に伝わる民謡おわらは謎が多い。 そんなおわらの実像を、文献資料を基に調査研究。 明治から昭和初期までのおわらの変遷を紹介、おわらがどのように磨かれていったかを明らかにする。 資料編として豊富な資料を収録。 著 者:おわらを語る会 / 編 定 価:¥2800 発行日:2013.08 ISBN:978-4-905345-44-2 判 型:B5変判 頁 数:428 頁
-
ホタルイカ 不思議の海の妖精たち
¥1,430
ホタルイカは、世界でも日本の周辺海域にしかいないといわれ、産卵のために沿岸の海面近くまで大量にやってくるのは、富山湾岸に限られている。 本書は子供から大人までホタルイカのことを理解できるガイドブック。 体の特徴や生態を多くの写真で分かりやすく解説。 ホタルイカの小さな体をオールカラー版で大解剖、その発光の謎を解き明かす。 著 者:山本勝博著 稲村修監修 定 価:¥1300 発行日:2016.05.16 ISBN:978-4-86627-006-7 判 型:A4 頁 数:102 頁
-
有峰の記憶
¥2,640
昭和3年(1928)閉村、昭和35年ダム湖に水没した有峰村の歴史と民俗を網羅、分析する。 里に出た元村人の子孫に伝わる伝承と写真も掲載。 常願寺源流の奥深い山里に千年を生きてきた人々のことを深く知れば、いまの人々もきっと千年は生き延びられる。 --------------------------------------------- 著 者:前田 英雄 定 価:¥2400 発行日:2009.08.10 ISBN:978-4-903351-74-2 判 型:B5変判 頁 数:357 頁
-
富山県山名録
¥5,280
岳人94人が3年がかりで県内山名すべてを網羅《585》座。 20世紀後半、雪崩を打って山村は過疎化したが、山村文化の最後の砦は山名。 その由来や歴史民俗まで書き及ぶ本書をもって子供たちに《山》のある生活を伝えたい。 著 者:橋本 廣・佐伯邦夫・編 定 価:¥4800 発行日:2001・6 判 型:B5判 頁 数:400 頁
-
千保川の記憶
¥3,080
【高岡開町400年記念出版】 砺波扇状地を貫流する大河であった千保川。 薪や米や塩を載せた長舟が行き交い、前田利長公の築城以来、幾万もの人生を映して流れ去った川水を呼び戻すような400点の写真が見もの、100人を越える地元の執筆者による華麗な文化史。 著 者:千保川を語る会 編 定 価:¥2800 発行日:2009.5 ISBN:978-4-903351-64-3 判 型:B5変判 頁 数:450 頁
-
地図の記憶
¥2,200
─伊能忠敬の越中国沿岸測量記 ★ご好評につき二刷発刊! 忠敬が日本全国を測量したのは経緯1度の長さを確定するためでもあった。 享和3(1803)年、越中沿岸を訪れた忠敬は何をし誰と会ったか、南北1度の確定と地図化はどのように具体化されたかを道中記と古絵図と文献で解明。 著 者:竹内 慎一郎 定 価:¥2000 発行日:1999.8 ISBN:978-4-905564-04-1 判 型:B5変判 頁 数:250 頁
-
山姥の記憶
¥2,200
深山に棲む山妖怪「山姥」に関する伝承は驚くほど多い。 室町初期成立の謡曲の舞台となった北陸道山中の上路や新潟・長野・飛騨・尾張・奥三河にまで伝承収集の範囲を広げ、金時伝承や機織り伝承、神話や花祭りとの関連を考察する。 著 者:斎藤泰助 定 価:¥2000 発行日:2001.2 ISBN:4-905564-26-3 判 型:B5変版 頁 数:198 頁
-
富山の祭り
¥1,980
魚津のたてもん、富山のさんさい踊り、八尾の風の盆、岩瀬・新湊・伏木・城端・高岡の曳山、砺波・福野の夜高、福岡のつくりもん―― 本書は12の章と8つのコラムからなる。祭礼の魅力を21人の研究者らが解説。 著 者:阿南透・藤本武編 定 価:¥1800 発行日:2018.03.04 ISBN:978-4-86627-045-6 判 型:A5判 頁 数:252 頁
-
とやま巨木探訪
¥3,520
巨樹は一片のコケラにも樹霊がこもるという。 23人の執筆者が500本余のリストから334本を選択し探訪。 幹周・樹高や伝説を記録して全カラー掲載。 付録「分布マップ」を手に、例えば「暫定日本一」魚津市の洞杉を訪ねよう。 著 者:泉治夫・内島宏和・林茂・編 定 価:¥3200 発行日:2005.6 判 型:B5変形判 頁 数:300 頁
-
とやまの石仏たち
¥3,080
人々の暮らしに寄り添い、守られてきた石仏。路傍にある文化財である。 富山県内の石仏を詳細に調査し記録。熱烈な郷土愛から生まれた渾身の一冊。 著 者:尾田武雄 定 価:¥2800 発行日:2008.3.3 ISBN:978-4-903351-16-2 判 型:B5変型判 頁 数:191 頁
-
神通川むかし歩き
¥990
富山市街を流れていた旧神通川の左岸・右岸を巡ります。 〈目次〉 江戸時代の富山 4 富山城を歩く 6 神通川を歩く 8 神通川廃川地の建築物 18 古写真から見える風景 20 川漁師が見た神通川の風景 34 神通川・漁の記憶 50 富山名産アユ鮨 68 神通川船橋とその構造 84 神通川とその歴史 93 著 者:神通川むかし歩き編集委員会 定 価:¥900 発行日:2016.03.30 ISBN:978-4-86627-004-3 判 型:A5 頁 数:100 頁
-
加賀藩の十村と十村分役 ―越中を中心に—
¥11,000
越中の農業・農政を担った百姓代官十村役を年別、役別、組別に一覧し、銘々の由緒を略記。制度の変遷・特色を考える論考も付す。 富山藩十村役は点描。加越能三カ国全十村の名簿を収録。二十余年の研究、ついに大冊に結晶。 検索CD付き。 著 者:保科齊彦 定 価:¥10000 発行日:2021.05.25 ISBN:978-4-86627-101-9 判 型:B5 頁 数:1016 頁
-
富山文学探訪
¥2,420
土地ごとに特産品があるように、その土地ならではの文学作品がある。四年間、県内を巡り歩き、時々に出会った珠玉の作品を紹介するとともに、泉鏡花の富山での足跡を鏡花の作品を通して探りだす。 著 者:立野幸雄 定 価:¥2200 発行日:2020.05.15 ISBN:978-4-86627-084-5 判 型:四六判 頁 数:417 頁