-
蟹工船の記憶 -富山と北海道-
¥2,640
ある日、手元に届いた一枚の手紙。そこに貼られていた蟹工船の切手を眺めてふと思い出したのは、押入れに仕舞われていた大叔父の日記だった。彼が乗船していた富山水講初代練習船・高志丸は、大正6(1971)年に世界で初めて海水使用カニ缶を製造したという。 日記をきっかけに紐解かれる、富山における蟹工船の歴史。人類とカニ缶詰の関わりに、次々と知る越中富山と北海道の深いつながり。小林多喜二の描いた『蟹工船』から考える、富山の工船・エトロフ丸で起きた事件。そしてシュムシュ島(千島列島)への上陸。 いくつもの偶然の出会いが重なって、導かれたものは何だったのか。海を渡った人々の生きた痕跡を辿り、行き着いた先とは。 労働問題としても象徴される蟹工船に旅情的視点から向き合い、過去と現在が結んだ縁の行方を旅する新しい一冊。 著 者:橋本 哲 定 価:¥2400(税込:¥2640) 発行日:2022.05.10 ISBN:978-4-86627-113-2 判 型:B5変 頁 数:237 頁
-
散居村の記憶
¥2,640
砺波平野の散居村は、広さ220平方km。散居民家数約8000戸。 その景観が近年の構造変化でどんどん変わり、更には空き家も多くなっています。 この本は 「散居村を形作ってきた農村風景、その周りを取り巻いている里山、散居村の中で形成されてきた町等の変遷を、その環境とそこに息づいていた人々の姿を活写し書き留めておく必要がある」(本文より) という熱い思いから、80名余りの執筆者が集い企画発刊されたものです。 著 者:NPO法人 土蔵の会 定 価:¥2400 発行日:2015.7 .7 ISBN:978-4-905345-85-5 判 型:B5変形 頁 数:348 頁
-
おわらの記憶
¥3,080
富山市八尾町に伝わる民謡おわらは謎が多い。 そんなおわらの実像を、文献資料を基に調査研究。 明治から昭和初期までのおわらの変遷を紹介、おわらがどのように磨かれていったかを明らかにする。 資料編として豊富な資料を収録。 著 者:おわらを語る会 / 編 定 価:¥2800 発行日:2013.08 ISBN:978-4-905345-44-2 判 型:B5変判 頁 数:428 頁
-
有峰の記憶
¥2,640
昭和3年(1928)閉村、昭和35年ダム湖に水没した有峰村の歴史と民俗を網羅、分析する。 里に出た元村人の子孫に伝わる伝承と写真も掲載。 常願寺源流の奥深い山里に千年を生きてきた人々のことを深く知れば、いまの人々もきっと千年は生き延びられる。 --------------------------------------------- 著 者:前田 英雄 定 価:¥2400 発行日:2009.08.10 ISBN:978-4-903351-74-2 判 型:B5変判 頁 数:357 頁
-
千保川の記憶
¥3,080
【高岡開町400年記念出版】 砺波扇状地を貫流する大河であった千保川。 薪や米や塩を載せた長舟が行き交い、前田利長公の築城以来、幾万もの人生を映して流れ去った川水を呼び戻すような400点の写真が見もの、100人を越える地元の執筆者による華麗な文化史。 著 者:千保川を語る会 編 定 価:¥2800 発行日:2009.5 ISBN:978-4-903351-64-3 判 型:B5変判 頁 数:450 頁
-
地図の記憶
¥2,200
─伊能忠敬の越中国沿岸測量記 ★ご好評につき二刷発刊! 忠敬が日本全国を測量したのは経緯1度の長さを確定するためでもあった。 享和3(1803)年、越中沿岸を訪れた忠敬は何をし誰と会ったか、南北1度の確定と地図化はどのように具体化されたかを道中記と古絵図と文献で解明。 著 者:竹内 慎一郎 定 価:¥2000 発行日:1999.8 ISBN:978-4-905564-04-1 判 型:B5変判 頁 数:250 頁
-
山姥の記憶
¥2,200
深山に棲む山妖怪「山姥」に関する伝承は驚くほど多い。 室町初期成立の謡曲の舞台となった北陸道山中の上路や新潟・長野・飛騨・尾張・奥三河にまで伝承収集の範囲を広げ、金時伝承や機織り伝承、神話や花祭りとの関連を考察する。 著 者:斎藤泰助 定 価:¥2000 発行日:2001.2 ISBN:4-905564-26-3 判 型:B5変版 頁 数:198 頁
-
定本カドミウム被害百年 回顧と展望
¥4,620
世界に拡大するカドミウム被害の発生メカニズム、医学的解説や原因究明、裁判の経過、患者や家族の証言、汚染土壌復元や汚染米の現状、患者認定や資料館設置等、イタイイタイ病を「風化させないため」、被害の現状を伝え「拡大させないため」の最新定本版。 --- 著 者:松波淳一 定 価:¥4200 発行日:2015.4 ISBN:978-4-903351-81-0 判 型:A5変形 頁 数:607 頁
-
鉄道の記憶
¥4,180
明治30年(1897)県内最初の中越鉄道(高岡~出町)。翌31年の北陸線(石動~富山~宮崎)以後、開通順に立山軽便鉄道(滑川~五百石)富山電気鉄 道(富山市内)富山軽便鉄道(富山~笹津)神岡鉱山線(笹津~神岡)砺波軽便鉄道(石動~青島)庄川水電軌道(青島~小牧)富山県営鉄道(南富山~粟巣 野)黒部鉄道(三日市~宇奈月)日電専用軌道(宇奈月~欅平)富岩鉄道(富山~岩瀬)越中鉄道(富山~新湊)立山砂防軌道(千寿ヶ原~水谷)飛越線(富 山~高山)富山電気鉄道(富山~上市)高岡軌道線(万葉線、高岡~新湊)。全17線について《試乗記》など当時の新聞記事を網羅、また建設の背景や経営を 評論。使用写真七百点の壮大な歴史図鑑! 著 者:草 卓人 定 価:¥3800 発行日:2005.11 ISBN:4-903351-02-5 判 型:B5変版 頁 数:700 頁
-
感化院の記憶
¥2,640
【2001年度地方出版文化功労賞】 明治国家が社会福祉分野で初めて予算をつけたのは感化院。 不良児の処遇や子ども観の変遷を富山での創立者柴谷龍寛、滝本助造らの足跡にみる。 感化院で育った院長の娘(M44年生)の語りが感化教育の細部を蘇らせる。 著 者:鈴木明子・勝山敏一 定 価:¥2400 発行日:2001.2 ISBN:4-905564-25-5 判 型:B5変版 頁 数:390 頁
-
地震の記憶
¥2,640
-安政5年大地震の証言 1858年2月26日未明、M6.8規模の大地震に襲われた越中。深夜の眠りを覚まされ外へ飛び出した人々の見たものは何か。諸所から集められた家屋倒壊や液状化噴出など数十の証言を古文献から解読。泥洪水の悲惨も現地を比定して克明に解明。 著 者:廣瀬 誠 定 価:¥2400 発行日:2000.2 ISBN:4-905564-13-1 判 型:B5変版 頁 数:260 頁
-
いじめの記憶
¥2,200
いじめ死の事実調査と情報公開を求めて、教育行政に挑む両親。事実を明るみに出そうとやむを得ず始めた裁判は、子どもの「学習権」と学校の「安全配慮・報告義務」を問うものだった。「いじめ」そのものを憎む両親と支援者の記録。 著 者:岩脇 克己・岩脇 壽恵 定 価:¥2000 発行日:2008.12.17 判 型:B5変判 頁 数:251 頁