2024年4月27日(土)〜29日(月)・5月3日(金)~5月6日(月)をGW休業とさせていただきます。
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*4月30日(火)~5月2日(木)は平常通り営業いたします。
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石垣から読み解く富山城
¥1,430
120万石を統べる近世最大の大名前田利長が築いた富山城。 巨石5石を配した圧巻の石垣は、富山藩の改修を経て、富山城址公園に残る。 本書は、解体修理工事や発掘での新知見を踏まえ、石垣の散策に必携のカラー案内書。 著 者:富山城研究会 定 価:¥1300 発行日:2022.07.07 ISBN:978-4-86627-119-4 判 型:B5 頁 数:100 頁
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地域統合の多様と複合
¥3,960
一六・一七世紀という時代の意義を、中世・近世の大転換とみるのか、近世・近代へと歩み始めた時代とみるか、一定の見通しをもって列島各地で地域研究を進めるべきではないかという認識で始まった北陸中世近世移行期研究会の七年間の研究成果である。 一六・一七世紀の日本列島では、大名領ごとの地域国家形成と国郡単位の一揆による地域統合の動きが厳しく対峙したが、一方で在地・庶民のもとめもあって双方の融合や連携・協調の動きもおきた。それが織豊政権による天下統一、徳川幕府による近世国家確立を促す要因の一つともなった。北陸地域でこうした地域統合のうねりが、どのような矛盾・対立あるいは協調・連携のなかで生じ、「近世」的統合もしくは近世的支配に帰結したのか。一六・一七世紀に対象を絞り、地域統合の様相を「多様と複合」という視点から、一〇名の中世史・近世史の研究者が検討。 著 者:北陸中世近世移行期研究会編 定 価:¥3600 発行日:2021.12.20 ISBN:978-4-86627-108-8 判 型:A5 頁 数:423 頁
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大本営派遣の記者たち
¥1,980
「戦争がいけない」と言えるのは始まる日まで―東京新聞記者の著者 (1912~95) は1941年末、 陸軍報道班員としてマレー戦線へ派遣されるや、 シンガポール陥落など日本軍賛美の記事を送るしかなかった。 井伏鱒二らの横顔を交え赤裸々に戦中の自己を綴る。 戦後は富山で反戦記者魂を貫く。 --- 著 者:松本直治 定 価:¥1800 発行日:1993.12 判 型:A5判 頁 数:220 頁
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石の説話
¥1,650
8世紀から19世紀まで71篇の出典により「闘う石」から「そばこ石」まで石にまつわる珍談奇談93話を集成し案文化した。2003年5月急逝の石像美術史研究家の遺著だが、出典には奇著も多いので集成された本書も奇著というべきか。 著 者:京田良志 定 価:¥1500 発行日:2003.10 判 型:四六判 頁 数:206 頁
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NPOが動く とやまが動く
¥3,300
弱い人が弱さを意識することのない社会、その実現が簡単にいかないのは協同より競争が勝ってしまうからか。市民社会の思想地図とも読める県内NPOの挑戦記録。300グループの基本データも網羅、有志8名分担執筆の力作。 著 者:とやまNPO研究会 / 編 定 価:¥3000 発行日:2012.11 ISBN:978-4-905345-34-3 判 型:A5版 頁 数:500 頁
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定本 納棺夫日記
¥1,650
死体を洗い柩に納める、ふと気付くと傍らで元恋人がいっぱいの涙を堪え見ていた―人の死に絶えず接してきた人の静かなる声がロングセラーとなった。 生と死を分け過ぎてはいけない、詩と童話を付した定本。 映画 「おくりびと」 の原点。94年度地方出版文化功労賞。 著 者:青木 新門 定 価:¥1500 発行日:[定本] 2006.04.11 [初版] 1993.03.10 ISBN:978-4-903351-35-3 判 型:四六判 頁 数:251 頁
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長い道
¥2,090
太平洋戦争末期、父のふるさとへ一人で疎開した少年。 土地っ子の級長が除け者にしたり物語を強制したりさまざまな屈従を強いるが、いじめられっこの魂が爆発、ついに暴力が― 篠田正浩監督「少年時代」として映画化された疎開文学の傑作。著者は芥川賞作家。 著 者:柏原 兵三 定 価:¥1900 発行日:1983.11.20 [第2版] 2013.02.11 ISBN:978-4-905345-38-1 判 型:四六判 頁 数:460 頁
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蟹工船の記憶 -富山と北海道-
¥2,640
ある日、手元に届いた一枚の手紙。そこに貼られていた蟹工船の切手を眺めてふと思い出したのは、押入れに仕舞われていた大叔父の日記だった。彼が乗船していた富山水講初代練習船・高志丸は、大正6(1971)年に世界で初めて海水使用カニ缶を製造したという。 日記をきっかけに紐解かれる、富山における蟹工船の歴史。人類とカニ缶詰の関わりに、次々と知る越中富山と北海道の深いつながり。小林多喜二の描いた『蟹工船』から考える、富山の工船・エトロフ丸で起きた事件。そしてシュムシュ島(千島列島)への上陸。 いくつもの偶然の出会いが重なって、導かれたものは何だったのか。海を渡った人々の生きた痕跡を辿り、行き着いた先とは。 労働問題としても象徴される蟹工船に旅情的視点から向き合い、過去と現在が結んだ縁の行方を旅する新しい一冊。 著 者:橋本 哲 定 価:¥2400(税込:¥2640) 発行日:2022.05.10 ISBN:978-4-86627-113-2 判 型:B5変 頁 数:237 頁
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さよなら、桂
¥1,650
五箇山の最深部、桂という小村の分校に赴任した教師の、ダム建設による1970年の離村まで村人と交流し村の最後を看取った手記。山村において村人が豊かな関係を結び合い、しかも個を生き生きと生きていたことに驚く。 著 者:寺崎 満雄 定 価:¥1500 発行日:2004.12.08 ISBN:978-4-905564-79-4 判 型:A5変判 頁 数:210 頁
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孤村のともし火
¥1,320
1939~43年、飛騨山中を診療で廻った医師の三つの探訪記。加須良(白川村)では痛切な幼子の弔い話、山之村(阿曽布村)では民俗も探訪、杣が池(高根村)では伝説を詳しく紹介。ほかに民間療法と熊の膽の話。写真満載。 著 者:海野 金一郎 定 価:¥1200 発行日:2005.04.29 ISBN:978-4-903351-06-8 判 型:A5変判 頁 数:166 頁
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黒部奥山史談
¥3,300
加賀藩山廻り役の「奥山日記」を紹介し、明治初期の登山史の中から小杉復堂・山田珠樹・ウエストンらの新事実を語り、山案内人列伝として助七・瀬川栄吉・塚本繁松らを初登場とさせ、黒部開拓史の全貌と秘められた山道を古図と記録で明らかにする北ア山岳文化史。山名由来記や有峰古図の検討など含蓄溢れる文に貴重写真を多数添えた好著。 --- 著 者:湯口康雄 定 価:¥3000 発行日:1992.11.20
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神通川と呉羽丘陵 –ふるさとの風土–
¥4,400
飛騨国を発して越中を貫く神通川、そして呉羽丘陵。生い立ちから親しんできた著者の、文学作品と伝説、民俗学的・国語国文学的な考察を織り交ぜた壮大な歴史紀行(写真180葉)。無数の史的な小片が<<まほろば>>を織り上げる。 著 者:廣瀬 誠 定 価:¥4000 発行日:2003.9 判 型:A5判 頁 数:350 頁
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越中萬葉と記紀の古伝承
¥6,050
大伴家持の国守在任で花開く越中萬葉歌壇。高志の八岐の大蛇、出雲の八千矛神と高志の沼河姫との神婚、今昔物語の立山地獄等、越中を彩る萬葉歌と古伝承の世界を読みとく一書。 著 者:廣瀬 誠 定 価:¥5,500 発行日:1996.4 判 型:A5判 頁 数:426 頁
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越中の文学と風土
¥6,380
その土地の風土が文学を育み、 文学が風土を映す。 あゆの風、富山湾、立山、雷鳥、称名ケ滝、雪形など、 中世以降近代までの文学や史料に描かれた描写表現の変化を読み解き越中の風土を究明。 著 者:廣瀬 誠 定 価:¥5,800 発行日:1998.1 判 型:A5判 頁 数:460 頁
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加賀の狂歌師 阿北斎
¥880
文化文政期に活躍、もじりと援護の躍る狂歌集の中で最も写本の多いのが「あほくさい」左源次の歌集。 そこから約150首を紹介して、笑いが人々を仕合せにした江戸期と、笑いに不寛容になりつつある現代を浮き彫りにする。 桂新書18 著 者:綿抜豊昭 定 価:¥800 発行日:2022.05.30 ISBN:978-4-86627-117-0 判 型:新書 頁 数:193 頁
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七尾「山の寺」寺院群 ―豊かなるブッディズムへの誘い―
¥1,100
七尾「山の寺」寺院群 石川県七尾市小島町にある「山の寺」寺院群。密集する浄土宗3、曹洞宗4、日蓮宗6、法華宗2、真言宗1、合わせて16の寺院について由緒・本山・開基・本尊・重要文化財を解説。 寒中水行から紅梅・桜・涅槃会、牡丹・ツツジと、花と行事が重なり移る様子など重宝する参詣ガイド。 桂新書17 著 者:酢谷琢磨 定 価:¥1000 発行日:2022.05.20 ISBN:978-4-86627-116-3 判 型:新書版 頁 数:301 頁
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ある近代産婆の物語
¥3,080
能登・竹島みいの語りより 第26回渋沢賞 大正期末、門前町で開業した新産婆は出産を大変革。衛生行政と警察、人口政策と戦前、戦後の子産みの激変。みいのライフヒストリーを軸に近代の形成を地域につぶさに見る。被差別者の生業の一つでもあった旧産婆の軌跡にも光。 著 者:西川 麦子 定 価:¥2800 発行日:1997.9刊、2004.3(2刷) 判 型:A5判 頁 数:350 頁
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産んでくれてありがとう
¥1,100
「お母さん、私のこと、可愛くなかった?」 孤独で悲しみに暮れた幼き日々に、自由を無視された青春時代。結婚後も監視され続け、追い詰められた矢先に発覚した自身の病気。 常に母親からの支配に悩まされてきた「私」は、どのようにして幸せを知り、自分の力で立ち上がっていったのか。 娘として、妻として、母として、祖母として、そして一人の人間として得た人生の気づきとは。 人々との出会いの中で考えた「与える幸せ」と「与えられる幸せ」について懸命に綴った、ある女性の物語。 著 者:桜田芽依 定 価:¥1000 発行日:2022.05.08 ISBN:978-4-86627-115-6 判 型:四六判 頁 数:131 頁
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立山御案内
¥3,300
立山は大宝元年(701)佐伯有頼慈興上人の開山。 大伴家持に詠まれて魅力が流布された。 史料に見る立山神や仏・経典、書物に見る立山像や石仏・湖沼など幅広く紹介。今後の基本書となろう。 カラー写真図版300点余。 著 者:三鍋久雄 定 価:¥3000 発行日:2022.04.21 ISBN:978-4-86627-114-9 判 型:A4 頁 数:265 頁
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林忠正等書簡(翻刻)
¥1,980
幕末に越中高岡の蘭方医・長崎家に生まれ、パリで世界的な美術商として成功、東西美術の交流に尽力した忠正が実家の長崎家に宛てた書簡等52通の翻刻を初公開。付録に忠正関連の文献・記事目録や口述自伝も収録。 著 者:太田久夫・仁ヶ竹亮介 編 定 価:¥1,800 発行日:2022.3 判 型:A4判 頁 数:111 頁
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立山の賦 ―地球科学から
¥3,300
立山とその周辺を近畿中央部と対照しながら、活断層と地殻変動、深部構造と第四紀隆起、小竹貝塚、大伴家持と立山、飛騨山地の地震活動などを絡め地球科学と考古学・古代史の架け橋を試み、その最新データを全カラー報告。 著 者:川崎一朗 定 価:¥3000 発行日:2021.11.15 ISBN:978-4-86627-106-4 判 型:B5 頁 数:347 頁
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貧乏カメラマンの一生懸命
¥1,980
1963年、 フリーのカメラマンとなって慢性金欠病と闘いつつ、 東大安田砦や歌声喫茶、 イカ釣り船と、 団塊世代の歩みを刻むように社会派報道写真(文春のグラビアなど)を提供し続けた45年。 その折々の写真とエッセイ。 --- 著 者:柴田英司 定 価:¥1800 発行日:2007.9 判 型:A5判 頁 数:200 頁
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水橋町(富山県)の米騒動
¥2,200
おらっちゃ安い米を買いたい。水橋の米をよそへやらんといてくたはれ。一合の米も、ただでくれというのじゃない、ただ安い米を食べたいのだ! 大正七年(一九一八)富山県米騒動は七月初めに水橋町で始まった。参加した女仲仕や漁師の女房、軍人や目撃者から一九六八年~一九九一年に聞書きされた五十もの証言を組み合わせ全体像を浮き彫りにする。米騒動研究の原点となるだろう。 著 者:井本 三夫 定 価:¥2000 発行日:2010.9 ISBN:978-4-903351-89-6 判 型:B5変判 頁 数:279 頁
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女一揆の誕生
¥2,200
置き米と港町 二百年前の新潟・富山で奇跡を起こした女たち! ≪推薦=民衆思想史研究 安丸良夫≫ 「米の移出で米価が高騰すると、うっ積していた民衆の不満が爆発する。 港町の女たちの創造した闘いの様式と活動力。民衆運動史に新たな地平を切り拓く―」 天明3年(1783)寺泊港に登場した特別の米移出法が大正期の魚津港にまで存在したことを立証、女一揆と結び付ける。 著 者:勝山 敏一 定 価:¥2000 発行日:2010.11 ISBN:978-4-903351-90-2 判 型:四六判 頁 数:280 頁